新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
建設業界が深刻な担い手不足やインフラ老朽化といった課題に直面する中、私たち解体業界も大きな転換点を迎えています。こうした状況を受け、近年、空き家対策や地域の再生に向けた解体の役割を強調してまいりました。今年もその延長線上に立ち、さらに前進した取り組みを展開していきたいと考えています。
昨年10月以降、防衛関連をはじめ新たな分野での公共事業が活発化する兆しが見えています。業界としても、受け身ではなく元請けとして主体的に仕事を生み出していく姿勢が求められます。とりわけ空き家対策については、個々の建物だけでなく、面的なまちづくりの視点から、壊すべきものは壊し、活かせるものは活かす。解体は「まちづくりの出発点」であるとの認識の下、多くの関係者と連携した取り組みを進めていきます。
協会としては、引き続き安全衛生対策に注力します。昨年は、協会員ではない事業者による解体工事で事故が発生し、改めて業界全体の底上げが必要であると認識しました。講習会の充実に加え、新たに(一社)長崎県労働基準協会による『工作物石綿事業事前調査講習』への参加費補助を行いました。さらに今年は、会員の熱中症対策を支援する新たな取り組みも考えていきます。
また昨年は、協会のホームページを刷新しました。これにより、会員への情報提供を充実させるとともに、さまざまなコンテンツを提供できる基盤が整いました。今後は、若者や一般の方に解体業の魅力を伝える発信拠点として、育てていく考えです。
こうした取り組みは、適正な利益や給与水準の確保に繋がり、若い世代にも安心して働いてもらえる業界づくりに直結します。手に職をつける意義、モノづくりの素晴らしさ、そして建設業界の誇りを積極的に発信し、「長崎で働きたい」「解体業界で頑張りたい」と思ってもらえる環境を整えていく所存です。
結びに、本年が皆様にとりまして希望に満ちた一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和8年 元旦
(一社)長崎県解体工事業協会 会長理事・池田正喜